ニュースレター「風流印字」バックナンバー
-第18号-
風流印字(ふうりゅういんじ):
【風流韻事】の造語。興味深い記事を載せた印刷物の意。
■ライフセーバーになるには
水辺での危機回避能力を身につける「ウォーターセーフティ講習」、心肺蘇生・AED・気道異物除去等について習得する「BLS(一次救命処置)講習」の2つを経て、実技と座学からなる「サーフ・ライフセービング講習」を修了することで、いわゆる
「ライフセーバー」の資格を得られます。わいんには、そんなライフセーバーが3人勤務しています。
■ライフセーバーinわいん
40代前半から始めて還暦を越えても現役の者、
ベンチプレス180kgの筋肉自慢、それから学生時代文芸部部長だった私と、多様な経歴が揃っています。ちなみに筋肉自慢と私は入社後、前述の会社先輩の勧めで資格取得しました。
私たちは大阪ライフセービングクラブのメンバーとして主に磯ノ浦海水浴場で監視活動をしています。
7・8月の土日に海を訪れれば、赤と黄のユニフォームを纏う勇姿を見られるかもしれません。ただ、近くで眺めてもあまり楽しくない可能性が高いです。
なぜなら、危なくなりそうな場所はないか、大人の目が届いていない子供はいないか、海水浴場のルールを破っている人はいないか等、ほとんどが地味な監視活動に終始するからです。しかしそれは、ライフセービングの定義にも関連しています。
■ライフセービングとは
「人命救助を本旨とした社会活動のことで、水辺の事故防止のための実践活動」であると、JLA(日本ライフセービング協会)に定義されています。事故が起きてからの「人命救助」はもちろんですが、あくまで「事故防止」が第一目的であるのがポイントです。
派手な人命救助というのは目立ちますし、時に華々しく見えるものですが、本来は人命救助なんて不要なのがベストなのです。みなさんが安全に、安心して遊び、何事もなく楽しく帰ることに勝るものはありません。そのためには、みなさんが自力で身を守る「自助」も不可欠です。
■ライフセーバー事情
和歌山県内の海水浴場のうち、ライフセーバーが常駐しているのは、片男波・白良浜・磯ノ浦の3ヶ所ですが、常駐しているメンバーに和歌山県人はあまりいません。ほとんどが大阪や京都、神戸から、電車や車に乗って来てくれています。地元の海は、自分たちで守りたい。そんな志のある方はライフセーバーになって、ぜひ私たちと一緒に海の安全を守っていきませんか?
「風流印字」 第18号
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