ニュースレター「風流印字」バックナンバー
-第16号-
風流印字(ふうりゅういんじ):
【風流韻事】の造語。興味深い記事を載せた印刷物の意。
■会社経営におけるフィロソフィ
フィロソフィとは、元はギリシャ語で「知恵を愛する」を意味し、そこから転じて「哲学」と訳されます。人生観や行動原則の意味で用いられることもありますが、会社経営においては「経営哲学」や「経営理念」を意味します。多くの経営者や成功者はそれぞれ独自のフィロソフィをもって行動しており、弊社はその中でも、京セラ創業者の稲盛和夫氏が掲げる「京セラフィロソフィ」をベースにした、「わいんフィロソフィ」に基づいて経営しております。
■わいんフィロソフィ
世界にその名を轟かせる京セラと、地域においての中小印刷会社である和歌山印刷所では、創業の経緯や規模など何もかも異なるので、単純にそのフィロソフィを適用できるわけではありません。しかし、京セラフィロソフィとは、「人間として何が正しいのか」、「人間は何のために生きるのか」という根本的な問いに向き合いながら困難を克服していく中で学んだ人生や仕事の指針です。そんなことは当たり前のことだと思われるかもしれませんが、その「当たり前のこと」をまっすぐやり続けたからこそ、京セラは世界的企業に発展してきたのです。弊社もその後に続くべく、京セラフィロソフィの考え方に倣いながら、仕事と向き合い続ける毎日です。
■フィロソフィ勉強会
弊社では「わいんフィロソフィ」を共有するために、毎月5回の勉強会を催しております。部門毎や混合でで従業員が2つのグループに分かれ、各グループ内でフィロソフィの一節に対して感じたことをひとりずつ述べていき、優れた着眼点からの意見は表彰されます。フィロソフィを通して会社が目指す方向や価値観を従業員が互いに共有することで、ベクトルを同じにして仕事に向き合うとともに、部署を問わず従業員全員が、それぞれ「いま感じていること」を述べることで、普段の仕事で関わることが少ない人のことを知るきっかけにもなっています。
機会があれば、稲盛和夫氏に影響を与えた中村天風氏のことや、「わいんフィロソフィ」の具体的な内容についてもご紹介したいと思います。
「風流印字」 第16号
▶️全記事閲覧PDFはこちら
・特集:フィロソフィ
・わいわい探検隊:わいんチャイム
・印刷七転び八起き:バリアブル印刷