■印刷機の修理
弊社では大型印刷機6台と小型印刷機9台、計15台の印刷機が稼働しています。すでに償却を終えている機械もありますので、修理を含む機能改善活動を常に行なっています。
■事後保全と予防保全
機械の修理には2種類あります。よくイメージされるのは、「〇〇が故障したので修理する」というものでしょう。これを事後保全と呼びます。突発的な故障が起きてから対応して修理するため、想定外の修繕費も発生し、会社の利益を圧迫しがちです。
もうひとつは予防保全です。これはメンテナンスと言ったほうがイメージしやすいかもしれません。日々機械を動かすなかで異常がないか常に点検して機能低下を抑制し、突発的な故障を未然に防ぐことを目的としています。
■WPM:Wain Preventive Maintenance(わいん式予防保全)
弊社では、「WPM(わいん式予防保全)」を展開しております。
最適な予防保全方法というのは、機械の種類や環境によって異なりますから、
自社に適した手法を構築・導入しているのです。
突発的な故障の影響は、単に想定外の修理コストがかさむだけに留まりません。
修理に時間を取られれば、当然ながら仕事を終えるのも遅れますし、
場合によっては納期が遅れ、お客様にご迷惑をかけることも考えられます。
これを全社員の共通認識とした上で、各機の代表者が印刷技能向上と
予防保全のための専門知識を習得すべく、大手印刷機メーカーの講座を受講。
受講者が報告会を開催して部員と知識を共有しました。また、全体の技能向上
に伴って短縮された時間を有効活用し、定期外のメンテナンス・清掃を実施
することで、さらなる予防保全に努めています。
■WPMの成果
WPMを導入するまでは、傷んだ古い機械の事後保全に多くの費用が割かれていましたが、予防保全により修繕費を必要最低限に抑えて内部留保し、4年がかりでオーバーホール修理を実現させた機械も出てきました。日々の小規模な予防保全ではカバーしきれないところまで徹底的に点検できたおかげで、品質事故も削減することができています。
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