■開けて丸洗いできるストロー
縦に開いて丸洗いできるシリコン製のストローが最近発売されました。
細いブラシで中を洗うタイプはよく見かけますが、開けて洗えるタイプ
というのは珍しいですね。洗ったあとは、丸めると再度筒状に固定でき、
繰り返し使えるそうです。
ところで、どうしてプラスチック製以外のストローが流行っているので
しょうか。
■プラスチックごみ問題
近年、使い捨てプラスチック製品の使用量を減らす機運が高まっています。プラスチックは、高い耐久性や腐敗しない特徴を有する反面、適切に処理しなければ、分解されるまでに数十年から数百年もの時間を必要とします。
そこで問題視されているのが、マイクロプラスチックによる海洋汚染です。これは海に流出したプラスチックごみが細かく砕けることで引き起こされ、「2050年には海中のプラスチックごみが世界中の魚の量を超えてしまう」と言われるほど深刻化しています。
■プラスチックの代用品
海洋汚染をこれ以上進行させないために、プラスチック製のストローをやめよう、
というニュースをご存知の方も多いでしょう。とはいえ、ストロー自体をなくして
しまうわけにもいきませんから、別の材料で作ったストローが注目を集めているの
です。
シリコン製以外にも、紙、金属、竹、ガラス製等のストローがあり、
スターバックスやセブンイレブンでも取り組みが進められています。
■再利用と環境負荷
ストローに限らず、プラスチックの削減は世間で進んでいます。レジ袋やお菓子の袋等を紙製に代える試みもあります。また、ペットボトルならぬペーパーボトルや、海藻から作った水入りカプセルなんてものも開発されています。
紙のように、再利用の環境負荷が低い資源への注目は、今後ますます高まっていくことでしょう。
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