2021年10月30日(土)から11月21日(日)までの23日間、和歌山県で、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭が行なわれます。先月の紀の国わかやま総文2021に引き続き、初の和歌山県開もうすぐ衆議院議員総選挙(衆院選)があります。選挙といえばポスターや広報チラシ・名刺など印刷会社としても目が離せません。
街頭で見かける選挙ポスターですが、使用されている材質やインキが普通のポスターと異なることはご存じでしょうか?
選挙ポスターに使用されている紙は、「ユポ」に代表される合成紙です。
木材パルプではなくポリプロピレン等を主原料にしており、
いくつか種類があります。
耐水性が高く、破れにくいので、選挙ポスターのように風雨にさらされる
屋外での使用にぴったりです。また、ウラ面がタックシールになっている
種類を使用し、剥離紙を取ればすぐに貼り付けられるようにしている場合もあります。
選挙ポスターは通常のインキではなく、耐候インキを使用して印刷されています。長期間貼っていたキャンペーンポスターや、本の背表紙が色あせているのを見た経験はありませんか? 太陽光等に含まれる紫外線は、インキの成分を分解してしまうので、通常のインキだと色の変化が起きてしまいます。そこで、選挙ポスターでは紫外線への耐久性を向上させた耐候インキを使用し、掲示中にポスターの色が変わらないようにしているのです。
現職や候補者が写った単独ポスターだけでなく、有力政治家と並んで写る2連や3連のポスターを見かけることもありますが、これは、現職の任期満了が近づくと、公職選挙法で現職の単独ポスター掲示が禁止されるためです。
衆議院議員の任期満了は10月21日。ぜひあなたの清き一票を投じに行きましょう。
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