消費税率が8%から10%になって早2年、またまた価格表示が変わります。
今月は、4月からの「税込価格の表示義務化」についての特集です。
■総額表示の義務化
消費者に対して商品販売やサービス提供を行なう事業者は、
2021年4月1日から、消費税相当額(地方消費税額を含む。以下消費税)
を含んだ総額表示が義務づけられます。
これまでは2013年施行の消費税転嫁対策特別措置法によって、
「消費者にわかりやすく表示する」という条件つきで、税抜価格のみの
表示が認められていましたが、特例期間もあと2か月で終了です。
■義務化の目的
消費税を含めて最終的にいくら支払えばいいのか、消費者がひと目でわかる
ようにするのが目的です。総額のみ表示すれば良いので、税抜価格を併記す
る義務はありませんが、併記しても問題ありません。ただし併記する場合、
消費者の誤認を生じさせないように、文字のサイズや色のバランスには注意
が必要です。
■義務化対象の表示媒体
対象となる表示媒体は、不特定かつ多数の消費者に向けて表示が行なわれる
もの全般です。値札やチラシ、メニュー、テレビ、WEB等、媒体を問わず、
あらかじめ取引価格を表示する場合に義務づけられます。なお、事業者間
取引の場合や、口頭による価格提示は含まれません。
■総額表示未対応の場合
事業者向けではない、消費者向けの金額は、すべて総額表示にしておいたほうが無難です。レジ等のシステムをすぐに変更するのは難しいと思われますが、印刷物や訂正シールといった部分で弊社も協力できますので、遠慮なくご相談ください。
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