題目「組版ソフト」

ある日、弥七はパソコンとにらめっこしていた。

喜八「精が出るじゃねぇか！ チラシの作成かい？」

弥七「いや、文集をまとめているのさ。また喜八に印刷を頼もうかと思ってたところでさ」

喜八「ん？ それは『Illustrator』で組版してるのか」

弥七「組版って何だい？」

喜八「組版ってぇのは、文章や写真をバランスよく配置することで…ってか、今お前さんがやってる作業だよ！ 知ってるだろ！」

弥七「バレたか。いやぁ、印刷屋には『Word』より『Illustrator』で作成したデータを渡したほうがいいと、どっかで聞いたんでな」

喜八「おいおい、冊子の組版なら『Illustrator』より『InDesign』の方が効率がいいぜ」

弥七「それはどういうソフトなんだい？」

喜八「どっちもAdobe社が出しているんだが、

『InDesign』は文字組版向きのソフトになってるのさ。

文集みたいな文字がメインのレイアウトにはこっちがおすすめだ」

弥七「『Illustrator』じゃあダメなのかい？」

喜八「やってできないことは無いが、各ページの体裁を揃えたりするのは少し面倒だろ？

『Illustrator』はチラシやポスターもしくはデザイン性重視の印刷物を作成するのによく使われる。

ちなみに同じくAdobe社が出している『Photoshop』は写真を加工するソフトなのさ」

弥七「せっかく『Illustrator』の使い方を覚えたんでな…他のソフトも覚えなきゃいけねぇとは、ちと面倒だな」

喜八「大変だろうが時と場合によって ソフト を 柔軟に 使い分けねぇとな」

どうもお後がよろしいようで…。